5月米個人消費:前月比0.3%増、所得は0.5%増-価格伸び悩む
6月27日(ブルームバーグ):5月の米個人消費は、約3年ぶりの大幅な落ち込みを記録した前月からは増加した。
米商務省が発表した5月の個人消費支出(PCE)は前月比0.3%増加。ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想中央値と一致した。前月は0.3%減(速報値は0.2%減)と、2009年9月以来で最大の減少率だった。個人所得 は前月比0.5%増加した。予想は0.2%増だった。
貯蓄率 は3.2%で前月の3%から上昇した。賃金・給与は0.3%増加。インフレ調整後の実質ベースでの可処分所得は0.4%増加した(前月0.3%増)。
実質ベースのPCEは0.2%増加した。前月は0.1%の減少だった。自動車など耐久財の消費支出が1%増と、年初来では最大の伸び。非耐久財の支出は0.5%増加した。
一方、個人消費の64%を占めるサービス支出は実質ベースで前月比0.1%減少した。これでサービス部門は2カ月連続マイナスとなった。
PCE価格指数は前月比0.1%上昇。食品とエネルギーを除くコア指数も前月比0.1%上昇した。コア指数は前年比では1.1%上昇と、過去最低水準に並んだ。
原題:Consumer Spending in U.S. Rebounded in May as Incomes Rose(2)(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:ワシントン Shobhana Chandra schandra1@bloomberg.net
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更新日時: 2013/06/27 23:37 JSTニュース一覧
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