ネット選挙:野党に有利? 自民一転、積極解禁 制度論議は置き去り

2013年06月26日

 19日のJ−NSC総会で小池百合子広報本部長は胸を張った。

 「ネットの活用では他の政党に断じて引けを取らない。3年3カ月の野党生活は無駄ではなかった」

 どこの政党に有利・不利という思惑が先行し、選挙制度全体の在り方をめぐる議論は置き去りにされた。公示前は政治活動名目で戸別訪問もできるのに、公示後はできなくなるなどの矛盾。政党はテレビCMなどの選挙費用に制限がないうえに、ネット上の有料バナー広告も許されることになり、既成政党に有利な側面が強まってもいる。【中島和哉】

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