マルコシアス・ヴァンプは独創的で素晴らしいバンドだった。
かつてオレが在籍したバンドはマルコシと一緒にライヴやツアーに出ることが多かったが、
まだ彼らが有名になる前、リーダーの秋間氏は可愛い彼女を飲み会などに連れてきたものだ。
それが後のプリンセス・プリンセスのギター、
中山加奈子だった。
加奈ちゃんといえば、
フォーカスだかフライデーされた時の相手、クール・ジョーこと増本くんが有名だが、
彼が在籍していたデッド・エンドの初期のドラマーは田野というかっこいい男だった。
関西のバンドマンには金持ちの息子が多かったが、群を抜いていたのはこの田野で、
「今度はフェラーリにしようか、カウンタックにしようか」
などと普通に語っていた。
メジャーデビュー前のデッド・エンドが鹿鳴館あたりのライヴ後に
赤坂東急のようなホテルに泊まっていたのは田野のおかげ、と言われたがデビュー前に解雇で残念。
田野と双璧を成す関西のボンボンといえば「X−RAY」の湯浅晋だが、
本当は「晋作」という。
年上のメンバー達との折り合いが悪く、影で「晋作ぼっちゃま」と呼ばれていたが、
人格はくったくのないナイスガイであり、尋常ならざる行動力をも持っていた。
なんと、中学生でありながらマイケル・シェンカーに会うため渡英、
しっかりツーショットの記念写真を自力で撮って帰ったというツワモノだ。
湯浅が数多のオファーを蹴り、オジー・オズボーンのオーディションを受けて帰国した頃、
オレはツアー先の京都で、客として観に来ていた彼と再会する。
彼が渡米前に住んでいた代々木のマンションへ遊びに行った事があったが、
それはそれは豪華な部屋だった。
湯浅のお母さんはとても泣ける人で、湯浅が
「おかん、これ何や?」
とリフを弾いてみせると
「スモーク・オン・ザ・ウオーターや」
と答えられるほどロックを勉強し、
本当の母親になろうと努力していたのだった。
その頃、
湯浅に採譜のためのインタビューをした無名、といっていいギタリストがいる。
その地味な男は「売れたもんの勝ち」をポリシーに、
少しずつ名を知られるようになって行く。
スタジオミュージシャンとして腕を認められ、
当時人気絶頂のT.M.Networkのサポートメンバーに選ばれた。
そして小室の曲調に最初は似ていたが、2人組のユニットを始動させる。
「お前、運送屋みたいなガタイやな」
とオレの真正面で飲んだあの男は、
今や押しも押されぬ日本のトップギタリストへと昇り詰めた。
それがB’z、松本孝弘である。
今日もありがとうございました。
エビ
あのフェンダーってさ、詩音が弾くとペケぺケの音なのにダーリンだとギューンてサスティンがあるしハーモニクスも出るんだぁ・・・くやしい。
しお、最終的に音を決めるのは「指」なんだ。
だから洗い物はしなくていいぞ。指がふやけるからな(笑)
今日は何で優しいの?
やっぱり行けばよかったな…
倍音?ハーモニクス?洗い物しなくていい?
いったい何の呪文?
あたしも洗い物から解放してくれ。
秋間さんかあ、懐かしいね。
中山加奈子って結婚したんだって?
いつか金に困るとプリプリも再結成するのかねえ・・・
では洗い物はまかせたぞ。うんうん。
プリプリとB'zしかわかりません(笑)
タクちゃんの話って本人達しか知らないようなことだから面白くてリアリティーあるよね(^^)
誰々を知ってる、みたいなこと言いたがる人は多いけどハッタリの人はすぐ解っちゃうもの。
クールジョーは永遠のアイドルです。
X-RAYは良いバンドだったのに変な潰され方して残念でした。
しーちゃんはギターのことになると昔の文体に戻るんですね…