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震災がれき 3分の2処理完了6月21日 13時31分
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東日本大震災で岩手、宮城、福島の3つの県で大量に発生したがれきのうち、これまでに全体のおよそ3分の2の処理が済んだことが環境省のまとめで分かりました。
震災で発生したがれきは、津波の堆積物を除くと、推計で、▽岩手で380万トン、▽宮城で1046万トン、▽福島で173万トンと、合わせておよそ1600万トンに上り、環境省は来年3月までにすべての処理を終えるという目標を定めています。
このうち、処理が済んだのは、先月末の時点で3県合わせて1089万トン、率にして68%と、全体のおよそ3分の2に上ったことが環境省のまとめで分かりました。
県別にみますと、宮城が76%、岩手が57%で、いずれも目標の時期までに処理が終わる見通しだということです。
これについて、21日、石原環境大臣は閣議のあとの会見で、「仮置き場の数も半分以下にまで解消し、被災地における生活環境が改善していると考えている。できるだけ早く、処理が完了できるよう着実に進めていきたい」と述べました。
一方、福島は47%と半分以下にとどまり、目標の時期までに処理が終わる見通しがたっていないうえ、原発周辺の一部の地域では、放射性物質の影響でほとんど処理が進んでいないことから、環境省はこの夏をめどに新たな計画を策定することにしています。
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