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中傷で復興庁元幹部を停職処分
6月21日 12時17分

中傷で復興庁元幹部を停職処分
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復興庁は21日、インターネットの簡易投稿サイト、ツイッターに、被ばく対策に取り組む市民団体などを中傷する書き込みをしていた元幹部職員を、停職30日の懲戒処分にしました。

この問題は、復興庁で被災者支援を担当していた水野靖久元参事官が、インターネットの簡易投稿サイト、ツイッターに匿名で、被ばく対策に取り組む市民団体などを中傷する書き込みをしていたものです。
復興庁によりますと、勤務時間内の書き込みが23件あったほか、政府の信頼を傷つけるような不適切な書き込みが6件あり、こうした行為は国家公務員法が定める信用失墜行為に当たるなどとして、停職30日の懲戒処分とし、復興庁から総務省に異動になりました。
この職員は事実関係を認め、「軽率な行為だった」と話しているということです。
また、復興庁の中島正弘事務次官ら2人は戒告処分、根本復興大臣は大臣給与を1か月自主返納することになりました。
根本復興大臣は、閣議のあとの記者会見で「本当に遺憾だ。真心を原点に、被災者に寄り添って、全職員一丸となって復興を加速化させ、被災地の皆さんとの絆を取り戻すことが使命だ」と述べました。

根本復興相 職員に訓示

懲戒処分を受けて、根本復興大臣は復興庁の職員を集め「真心を原点に被災した人たちに寄り添い、職員一丸となって、失われた信頼の絆をとり戻したい。
私も先頭に立って取り組む」と訓示しました。
今回の問題を受けて、復興庁は職員に対し、個人や団体の中傷につながる情報発信は行わないこと、勤務時間中に公務外の情報を発信することは短時間であってもしないことなど、インターネットによる情報発信の規程を新たに策定し、周知徹底を図ることにしています。

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