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飯舘村にメガソーラー建設へ
6月21日 19時9分

原発事故ですべての住民が避難している福島県飯舘村は、村有地に、大規模な太陽光発電施設、いわゆるメガソーラーを建設することになりました。

これは21日、飯舘村の菅野典雄村長が福島市で記者会見し、明らかにしたものです。
村によりますと、原発事故の影響で、宿泊が制限されている居住制限区域に指定されている飯樋地区にあるおよそ14ヘクタールの牧場があった村有地に、東京の電気設備会社と共同で、大規模な太陽光発電施設、メガソーラーを建設するとしています。
出力は一般家庭およそ3000世帯の1年分の電力を賄える1万キロワットで、村は発電した電力を国の買い取り制度に基づいて電力会社にすべて売却し、20年間でおよそ7億円の利益を見込んでいるということです。
総事業費はおよそ40億円で、村では来月から予定地の除染や設計などに着手したあと来年4月にも工事を開始し、3年後の平成28年4月には発電を開始したいとしています。
菅野村長は、電力の売却で得た利益を、村の復興に生かしたいとしていて、「住民の帰還を見据えて事業を計画した。復興のシンボルとして、ぜひ成功させたい」と話しています。

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