結婚して退職した先輩に久々に会った。
その先輩はすずきさんと少し交流があったから、
すずきさんがとおくに異動になった後も、半年に一度くらいは電話をかけたりしていたらしい。
先輩「こないだすずきさんに何となく電話をかけてね、勿論○○さん(わたし)の話題なんて一言も出さなかったんだけど。元気にされてますか、とか、そんな話をして、それで今の状況を聞いてみたら、すずきさんはお父さんに猛烈にお見合いをするように勧められてるらしいの」
わたし「お見合い・・・??」
先輩「そうそう。すずきさんの家はそれなりの家だから、お父さんとしては内孫と縁が切れちゃったのが残念なんじゃない??すずきさんには女兄弟しかいないから、外孫しかいないって状況になっちゃったしね。でもすずきさんは全く乗り気じゃないらしくて、女はもういい、と言ってるみたいで、なんか、私としては事情を知っているから何とも言えなかったわ」
わたし「そうですか・・」
先輩「まあとりあえず、死んではいなかったから大丈夫でしょ。〇〇さんに社内で彼氏ができたことも、もしかしたら風のうわさで聞くかもしれないけど、もう、どうにもできないし・・・」
先輩はわたしが今付き合っている人が、この部署に異動してくる前に退職したから、
彼のことを2,3質問して、本当に良かった、安心した、と言ってくれた。
奇しくも、彼は先輩の旦那様と同じ大学の出身で、採用の際に関わっていたということだった。
すずきさんへの執着が消えた後、
わたしに何が残るんだろう、憎しみだろうか、それとも、と思っていたけれど、
本当に何も「なにも」残らなかった。
買ってもらった高価なバッグやネックレスやピアスや服は、すべて売った。
(捨てた。と書きたいところだけど・・・わずかな現金になった。特に人手に渡った宝石というのはここまで値段が下がるのかと勉強になった)
二年間で贈与された220万円(110万×2)は、
欲を出してFXに突っ込んだらほとんどきれいになくなった。(ちなみにポジションはユーロ円ロング)
残った分は競馬の単勝に何度か突っ込んだらこれもきれいになくなった。
不思議なことにあぶく銭がなくなったら、
変な刺激を求めようという気持ちも一切なくなった。
昨日の晩は彼が家ですき焼きを作ってくれた。
一緒にスーパーに買い物に行き、たまごどれにする、どれでもかわんないんじゃない、とか、
閉店間際で肉が安いねとか、何気ないけど、普通の幸せだった。
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♪戻れない道 振り返るたび 立ち止まってしまうよ (Do As Infinity/『陽のあたる坂道』)