CIA元職員 死刑などを懸念6月27日 11時41分
アメリカの情報機関が極秘に個人情報を収集していた問題を告発したCIA=中央情報局の元職員が、アメリカに引き渡されれば、公正な裁判が受けられずに終身刑か死刑になるのではないかという懸念を示していることが明らかになりました。
アメリカのNSA=国家安全保障局が極秘に個人情報を収集していた問題を告発したCIAの元職員、エドワード・スノーデン容疑者は、アメリカが身柄の引き渡しを求めるなか、香港からモスクワに移動したあと、南米エクアドルの政府に政治亡命を申請しました。
モスクワにあるエクアドル大使館は、26日までにスノーデン元職員から政治亡命の受け入れを求める申請を正式な文書で受け取ったことをホームページで明らかにしました。
それによりますと、スノーデン元職員は亡命を申請する文書の中で、「アメリカ政府から政治的な迫害を受ける危険性がある。アメリカでは公正な裁判が受けられず、終身刑か死刑の判決を受けることを危惧している」として、懸念を示したということです。
スノーデン元職員の亡命申請を認めるかどうかの判断について、エクアドルのパティーニョ外相は「すぐに結果が出るとは期待しないでほしい」と述べ、時間がかかるとの考えを示しており、スノーデン元職員のモスクワの空港での滞在が長期化するという見方も出始めています。
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