雨の中、星稜高から引き揚げる桧山。甲子園で仕切り直す【拡大】
(セ・リーグ、中日-阪神=雨天中止、26日、金沢)誰よりも良さを知っている。タテジマ一筋、プロ22年目。「甲子園」を本拠に戦ってきた桧山の言葉だからこそ、重みがある。
「1つ勝ったんで、それを生かして乗っていきたいね」
それ、が指すのは「甲子園」だ。富山の夜(25日)に連敗を5で止めた。金沢(26日)は、夜を迎える前に中止が決まった。降りしきる雨。星稜高の室内練習場での練習中に中止を聞いたベテランは、すぐに気持ちを切り替えていた。広島、巨人と続く本拠地での6試合が、波に乗りきれない猛虎にエネルギーを与えてくれると見ている。
自身は現在6打席ノーヒット。こっそりと、今季2番目に長い無安打期間の中にいる。そんな流れも甲子園なら…。桧山が言うんだから、上昇カーブを描くはずだ。
(紙面から)