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平成25年6月19日

◎採用試験に外国人留学生特別枠=広島県・市教委
 広島県教育委員会と広島市教育委員会は、合同で行っている教員採用試験で、外国人留学生を対象とした特別選考を導入する方針を決めた。導入時期は2016年度採用者を対象とする15年度中の試験。国際化に対応した教育の推進に向け、多様な教員を確保するのが狙いだ。
 特別選考の具体的な内容は今後詰めるが、採用の前提条件として教員免許の取得が欠かせないことから、特別選考の実施を早めに周知し、意欲のある外国人留学生に教員免許取得を促すことにした。
 対象者は、他国から日本の大学などに留学している外国人留学生で、その他の資格要件は一般選考に準じる。採用後は、一般選考の教員と同様に通常の教科指導などを受け持つほか、自身の異文化体験や語学力を生かして児童生徒に国際感覚を身に付けさせる教育活動に取り組んでもらう。
 特別枠の比率などは未定だが、基本的には一般選考で募集する全校種、中・高校は全教科について、留学生本人が希望すれば特別枠で受験できるようにする。
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