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航空機内の通路で大便ほか、さらにパワーアップした鼻つまみ事情

中国人観光客が「悪質マナー」で世界の道徳を食い尽くす様子はもはや「環境破壊」だ

SAPIO 2011年2月16日号掲載) 2011年2月24日(木)配信

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近年、世界各地で発生している中国人観光客による「文明の衝突」はもはや環境汚染に近い!注意されたら聞くどころか逆ギレ

 韓国・ソウルを旅行していたニューヨーク在住の華人評論家・陳勁松氏は韓国大統領府である青瓦台前で、中国人観光客らが警官の制止を聞かずに写真を撮っているのを見かけた。閲兵交代式などが観光客に人気の青瓦台だが、実際に大統領が執務している政治の中枢であり、たとえば外国首脳の車列が入るときなどは撮影禁止のルールがある。

 警官らは中国人観光客に「車列が通り過ぎる10分間だけ待つように」と英語で呼び掛けたが聞かず、写真を撮り続けたので、警官が手を押さえて止めさせようとしていた。ところが中国人観光客は数にものを言わせて強引にカメラを向けようとしていた。陳氏は英語がわからない故のトラブルだと思い、中国語で説明して注意したが、中国人観光客は「なぜいけないのか!」と逆ギレしたという。「どうしてわずか10分、協力できないのか。中国人はマナーやルールを知らないのではない。知っていて破るからタチが悪い!」

 と陳氏はきっぱり言う。

 パリ・ルーヴル美術館でも、中国人観光客の蛮行が目に余ると、他国の観光客からのひんしゅくを買っている。展示品にべたべた触る。彫刻の人物の肩に手をまわしてピースサインで写真を撮るなどやりたい放題。「引率の中国人女性のツアーガイドに、『ああいうのは止めさせないといけない』と意見したら、『ちゃんと展示物をガードしていないから、仕方ない』と平然と言う。そういう責任転嫁をされると、ほんと言葉を失います」

 と北京で旅行代理店に勤務する日本人女性は言う。

 歴史文化財の宝庫イランの地方都市マシュハドでは、日本人女性バックパッカーがこんな光景を見かけた。聖廟に入るとき、女性は頭から被るチャドルを渡され、それを身につけないといけない。また中には異教徒が入れない部屋、女性が入れない部屋もある。でも、中国人中年女性は、まずチャドルを身につけることを拒否。そして、入ってはいけないと制止されているにもかかわらず、女性が入れない部屋にずかずか入っていく。

 目に余ったので、その場に居合わせた日本人女性が中国語で「ここに女性は入ってはいけない」と注意しても、聞かない。で、記念写真1枚撮ったら、すぐ興味を失ったみたいに行ってしまう。「この人たちは異国の文化や伝統や宗教を尊重しようという気がさらさらないんだ、だからチベット族やウイグル族とも衝突しているんだな」

 と感じたとこの日本人女性は話す。

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