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使用済み核燃料をフランスで再処理したMOX燃料が27日朝、東京電力福島第一原発事故後初めて、福井県の関西電力高浜原発に搬入された。プルトニウムを燃やすプルサーマル発電の再開を急ぐ関電。現地では、抗議の声を上げる市民グループと原発と共存してきた住民の思いが入り交じった。
午前6時半。朝もやがかかる中、MOX燃料を積んだ輸送船が高浜原発がある内浦湾に姿を現した。全長104メートル、約7千トン、英国船籍のパシフィック・イーグレット号だ。
「MOX燃料は認めないぞ」「プルサーマルやめろ」。近くの岸壁に集まった「原子力発電に反対する福井県民会議」(福井市)や「原水爆禁止日本国民会議」(東京都)などのメンバー約100人が、シュプレヒコールを繰り返した。
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