【レスリング】高谷「目立ってなんぼ」世界での活躍誓う

　レスリングの世界選手権（９月１６～２２日・ブダペスト）男子代表が２６日、東京都北区の味の素ナショナルトレーニングセンターで行われている強化合宿を報道陣に公開し、昨年のロンドン五輪に出場したフリースタイル７４キロ級代表の高谷惣亮（ＡＬＳＯＫ）が「暴れたい。目立ってなんぼ」と活躍を誓った。

　五輪では初戦負けを喫し「何もできずに終わった。いい思い出はない」と初の代表入りを果たした世界選手権で雪辱を期す。「世界で相手を圧倒はできない」と動き続けて試合をコントロールする練習を続けている。

　男子グレコローマンスタイル５５キロ級で初代表をつかんだ田野倉翔太（クリナップ）は「どこまで通用するのか楽しみ。思い切ってやりたい」と意欲的だった。

　代表選手は技術練習やスパーリングなどで汗を流した。日本協会の強化本部長を兼任する高田裕司専務理事は世界選手権を見据えて体力強化を図るため、体幹を鍛えるメニューを取り入れるなど練習量を増やす方針を示した。