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【サッカー】川澄ドロー弾 1−1もW杯のリベンジならず2013年6月27日 紙面から
◇国際親善試合 日本1−1イングランド【バートンアポントレント(英国)原田公樹】サッカー女子のなでしこジャパンは26日、英国のバートンアポントレントで行われた国際親善試合でイングランド代表と対戦し、1−1で引き分けた。1点を追う後半31分、FW川澄奈穂美(27)が同点ゴールを決めた。イングランドとの対戦は、日本が初優勝した一昨年女子ワールドカップ(W杯)の1次リーグで敗れて以来で、通算2分け2敗。29日にはミュンヘンでドイツ代表と戦う。 背番号「9」が左サイドを疾走した。「パスは出てくる」。川澄がゴールへベクトルを向け、両脚の回転数を一気に上げた。1点差を追い掛ける後半31分。中央で粘ったFW大野からエリア内左でパスを受け、ピタリとボールを止めた。その後は、冷静にゴール右へ流し込むだけだった。 なでしこを支えてきた澤をけがで、司令塔の宮間を出場停止で欠いた一戦。勝負どころを嗅ぎ分ける2人の不在の影響もあり、川澄も「前半はバタバタしたかな」と言った。だが、快足MFが一度狂った歯車を元に戻した。「ゴールは課題にしている。必ず結果を残したい」。3月11日のデンマーク戦以来のゴールは代表通算11点目。チームを蘇生させる価値ある一発となった。 ネットを揺らした後、チームに笑顔が広がった。27歳。もう若手ではない。チームを背負う決意を示した。試合後、川澄はこう言った。「勝ちきれないのは日本の弱点。でも、このチームには伸びしろがある。成長させる」。29日のドイツ戦でも左サイドを切り裂き、なでしこを新たなステージへ押し上げる。 PR情報
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