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【プロ野球】

野上4勝目 2カ月ぶりの笑顔

2013年6月27日 紙面から

◇西武1−0楽天

 西武が投手戦を制した。0−0の8回2死から栗山が中越えに6号ソロを放った。野上が8イニング2安打無失点で約2カ月ぶりの4勝目を挙げた。9回はサファテが締めた。楽天は永井が8イニング1失点と粘ったが、打線が援護できなかった。

 0−0の8回裏2死、西武・野上はベンチに座ったままだった。9回はサファテ。そこで飛び出した栗山の決勝弾。「泣きそうでした」。今季最長タイの8イニング、被安打2の無失点。プロ最多136球は、4月24日以来の4勝目で報われた。

 再調整をへて中12日のマウンド。勝てなかった間、何度も渡辺監督と2人で話した。全体ミーティング後に1人残され「だから勝てねえんだ。悔しかったらゼロに抑えろ」の大怒号を浴びたことも。「もっと自信を持て」と背中を押されたのは甲子園の外野だった。

 7回終了後、渡辺監督は野上に「どうだ」と聞かなかった。「『行くぞ』って顔してた」。変化が見えた。大敗翌日の1−0勝ちで、チームの連敗と、負の連鎖をストップ。「今日で一区切り」と笑った野上の顔は「8年ぶり」に刈り上げた襟足同様、スッキリしていた。 (森淳)

 

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