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【プロ野球】

最長6イニングも大谷3失点

2013年6月27日 紙面から

◇日本ハム6−5ソフトバンク

2回表無死、長谷川に本塁打を浴び、マウンド上でぶぜんとした表情の大谷(西岡正撮影)

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 日本ハムがサヨナラ勝ちで3連勝とし、最下位を脱出。5−5の延長10回、小谷野の二塁打を足場に最後は敵失で決勝点を奪った。5番手の宮西が今季初勝利。先発の大谷は6イニングを投げ4安打3失点。ソフトバンクは最後に守備が乱れた。

 交代を告げられベンチに戻ると、日本ハム・大谷は悔しそうにタオルで顔を覆った。1点をリードした直後の6回、目の前に見えていたプロ2勝目は、自ら招いたピンチがきっかけでスルリと逃げてしまった。

 セットポジションにクイック。走者を置いてからの投球に不安を残した大谷は「疲れはなかったんですが、最後の1点は防ぎたかった」と同点とされたシーンを振り返った。

 5回までは、ソロ本塁打2本の2失点でまとめた。胸の前でグラブを構えるノーワインドアップでの投球で5三振を奪うなど、鷹打線を抑え込んでいた。ところがプロ最長となった6イニング目、先頭の中村に左前打され、セットとなると制球を乱した。本多に四球を与え、無死一、二塁。続く内川こそ併殺に打ち取り、2死三塁としたが、松田に左前適時打を許し、同点とされてしまった。

 最速153キロを記録し、6イニングを4安打3失点。数字の上では試合はつくった。「直球にキレがなくてカーブで組み立てた。3回から5回まではうまく投げられたと思う」と手応えも口にした。

 ただ自身の白星には届かなかった。課題がクリアできなければ、勝利も手にすることはできない。次回先発とみられる7月4日、ソフトバンク戦(ヤフオク)で2勝目を狙う。

  (中村博格)

 

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