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【プロ野球】

古谷あと1人 ノーヒッター逃した

2013年6月27日 紙面から

◇ロッテ7−0オリックス

オリックス−ロッテ 9回裏2死、坂口(左)の三塁打でノーヒットノーランを阻止され、悔しそうにボールを放り上げる古谷(右)(上)力投する古谷=京セラドーム大阪で(横田信哉撮影)

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 今季初登板のロッテの古谷が7年ぶりの先発で初完封。9回2死で無安打無得点試合は逃したが、1安打10奪三振で2年ぶり勝利。打線は1回に根元が先頭打者本塁打。5回は井口の3点二塁打などで6点。オリックスは松葉が3敗目。

 あとアウト4つ。ルーキーイヤー以来7年ぶり2度目の先発マウンドに立ったロッテ・古谷が、永遠の球史にその名を刻む大魚を逃したのは8回2死だった。高橋信に四球を与え、完全試合を逃した。

 そしてあと1人。9回2死から、坂口に投じた134球目、118キロスライダーを、右中間にはじき返され、史上77人目のノーヒットノーランも、夢と消えた。

 大記録の予感に、好リードの里崎は「久しぶりに足が震えた」と振り返り、伊東監督も「まさかここまでやってくれるとは」と感嘆する脇で、場内インタビューに応じた古谷は「期待を裏切ってすみませ〜ん」と脱力系のコメントでスタンドにおわび。

 初完封も十二分に立派な結果だが「せっかくだからやりたかったけど、しょうがないですよ。勝ってよかった」と、緩く笑う。

 聞けば、フォームも「力むことに去年、限界を感じて、無駄な力を入れないようにしたら、いい球が投げられだした」と、脱力が奏功しているという。5月30日のイースタンDeNA戦でもノーヒットノーランを達成するなど2軍で6勝1敗の好成績。

 「ファームの通りにやれば抑えられるかな、と…」と振り返った古谷。伊東監督の「下で頑張っている若い人の勇気と希望になる」という救世主の登場で、Vロードは一気に加速しそうだ。 (西下純)

 

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