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【茨城】

市民グループの放射性物質調査 「流入防止へ対策を」

霞ケ浦の流入河川の汚染状況などを説明する飯島博共同代表(左奥)=土浦市で

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 東京電力福島第一原発事故後に霞ケ浦や流入河川で放射性物質の汚染状況を調べている市民グループ「いのちの水・霞ケ浦を守る市民ネットワーク」は、土浦市の県霞ケ浦環境科学センターで報告会を開いた。

 調査は昨年春から半年ごとに、霞ケ浦と北浦に流入する河川五十六本の河岸など計約百二十カ所で泥を採取し、一キログラム当たりの放射性セシウム濃度を測定している。

 今年三月の最新調査では、土浦市内を流れる備前川の下流にある新開橋で一万四〇〇ベクレル、岩田橋で一万二〇〇ベクレルが検出された。どちらも前回とあまり変わらなかった。

 しかし、過去二回の調査に比べて濃度が大きく減少している地点もあり、同ネットワークの飯島博共同代表は「放射性物質が河川から湖内に流れ込んでいる。流入防止策を講じる必要がある」との見方を示した。(松尾博史)

 

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