環境省は26日、富岡町での国直轄の除染計画を発表した。8月に業者を決定した上で、9月下旬にも着手する。富岡町の計画ができたことで、国が直轄除染をする11市町村のうち、計画ができていないのは双葉町だけとなった。
対象となるのは、富岡町の南側の居住制限区域や避難指示解除準備区域になっている本町や中央、上郡山などの地区。住宅など約4500棟、農地や森林など計約1200ヘクタール。北側は集会所や公民館などの拠点を除染した上で今後発注する。工期は2013年度中だが、今夏に他の直轄除染地域とあわせて見直す。
飯舘村は9月にも本格除染を始める予定だ。前田・八和木、大久保・外内、関根・松塚の各行政区で、住宅など約340世帯、農地や森林など計約600ヘクタールを対象とする。
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