陸前高田市は26日、新しい市役所庁舎の建設場所について、市民や職員へのアンケートなどの結果を受けて「東日本大震災の津波浸水区域外の高台」とすることを決めた。具体的な場所は未定で、引き続き検討していく。
市は当初、土地区画整理事業のかさ上げ予定地や、現在の仮庁舎など4カ所を具体的な案として提示した。しかし、市民アンケートで最多の41%が希望した現在の仮庁舎についても、駐車場の不足など利便性の面で難点があることから、市議会が「十分な立地場所とは言い切れない」と指摘した。
また、アンケートの回答には四つの候補地以外の高台を望む声もあり、市は具体的な建設場所についてさらに検討を重ねていくことにした。
記者会見した戸羽太市長は「安全性と利便性の観点で議論が行われてきたが、今後、どの場所であればさらに利便性が高まるのかを検討していきたい」と話した。
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