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本県沖から復興の風 洋上風力発電の風車公開

 経済産業省などは25日、10月に本県沖で実証研究事業を開始する浮体式洋上風力発電所の風車を千葉県市原市の工場で報道陣に公開した。風車は本県の復興を願い「ふくしま未来」と命名された。
 工場内のドックで組み立てられた風車の出力は2千キロワットで、土台から翼の先端までが約120メートルある。6月末から7月上旬にかけ、市原市沖からいわき市の小名浜港にえい航する。8月には、横浜市の工場で建設中の世界初の浮体式洋上変電所とともに楢葉町沖約18キロに設置される。9月上旬に東北電力の系統に接続する。
 経産省の実証研究事業では、平成26年度までにさらに出力7千キロワットの風車2基を増設し、浮体式では世界最大級の計1万6千キロワットの出力を見込んでいる。27年度をめどに経済性などを評価する。東日本大震災の復興事業の一つで、発電システムの開発を目指す。

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