NY原油時間外:一時1%下落-30年ぶり高水準の在庫を嫌気
6月26日(ブルームバーグ):ニューヨーク原油先物相場は26日の時間外取引で一段安。下落は3営業日ぶり。米石油協会(API)発表の原油在庫が約30年ぶりの高水準を維持していることが嫌気された。
原油先物相場は一時、1%下落。前日の通常取引は0.2%上昇。APIが発表した先週の原油在庫 は2万8000バレル減少し3億9200万バレルとなった。米政府発表の原油在庫は、今月3億9630万バレルに増え、1981年7月以来の高水準となった。26日に米政府が発表する先週の原油在庫 はブルームバーグ・ニュースの調査だと175万バレルの減少が予想 されている。5月のEIAの数字は週間ベースで630万バレル減から300万バレル増まで大きく振れた。
CMCマーケッツ(シドニー)の市場担当チーフストラテジスト、マイケル・マッカーシー氏は「過去6週間の原油在庫の数字は大きく減少したり増加したりし、やや懸念材料だ。今後数週間、数カ月は減少するだろう」と述べた。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物8月限は一時、96セント安の1バレル当たり94.36ドルを付けた。シンガポール時間午後1時46分(日本時間同2時46分)現在、94.49ドルで推移している。全先物の取引高は100日平均を9%下回った。前日の通常取引は14セント高の95.32ドルで引けた。終値としては20日以来の高値。
原題:WTI Crude Drops as U.S. Stockpiles Remain Near Three-Decade High(抜粋)
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更新日時: 2013/06/26 15:47 JST