日刊ゲンダイ ゲンダイネット
RSSリーダー
メルマガ登録

トップ > 最新トピックス > 国会で告発されたワタミの“ブラック労働実態”

国会で告発されたワタミの“ブラック労働実態”

【社会】

2013年06月20日 10:41 更新
 入社2カ月で社員が過労自殺するなど、かねて「ブラック企業」の評が絶えない居酒屋チェーン「ワタミ」。その劣悪な労働実態が国会で暴露され、改めて「ヒドい」と問題視されている。

 18日の参院厚労委員会で質疑した日本共産党の田村智子参院議員によると、ある元正社員のケースでは、残業時間が“過労死ライン”とされる45時間を超えた月が2年間で6カ月あり、ひどい月は残業が80時間を超えたという。おまけに「重複等調整」など訳の分からない名目で数万円が差し引かれていたらしい。

 過労自殺した女性社員は月140時間、2カ月で227時間の残業を強いられていた。休日も渡辺美樹会長の著作の学習を強いられた揚げ句、レポートの提出を求められたという。

 渡辺氏は5月末、公式HPで「ワタミはブラック企業ではない」「12年度の時間外労働は月平均38・1時間」などと主張したが、年間にすると残業時間は456時間にもなる。年360時間までと定める厚労大臣告示を100時間も上回っている計算だ。

 そんなブラック企業オーナーを7月の参院選で担ぎ出す自民党。有権者はどう見ているか。


~その他の最新トピックス記事~

オススメ情報

恋愛

悩み

ビジネス

家電

健康


注目のキーワードPR

注目のキーワードPR

ゲンダイ オンライン
日刊ゲンダイ電子版

注目のキーワードPR

グルメ情報