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1滴の血液からクローンのねずみ6月26日 19時2分
ねずみから採取した、たった1滴の血液からクローンのねずみを作り出すことに茨城県つくば市の理化学研究所のグループが成功しました。
血液という手に入りやすいものでクローンを作れることから、絶滅のおそれのある動物などを増やす技術につながると期待されています。
この研究を行ったのは、茨城県つくば市にある理化学研究所の小倉淳郎室長の研究グループです。
研究グループでは、ねずみから採取した1滴の血液の中から白血球を取り出し、これを基に同じ遺伝情報を持つクローンのねずみを作り出すことに成功しました。
白血球には複数のタイプがあり、クローン動物を作るには、非リンパ球と呼ばれるタイプの白血球を取り出す必要がありますが、研究グループでは、顕微鏡を使って85%という高い確率で取り出す技術を開発し、クローン作りが可能になったということです。
絶滅のおそれのある動物を増やす技術などにつながると期待されるということで、研究を行った小倉室長は「今まで白血球がクローンに使えるとは誰も考えていなかった。ほかの動物にも応用が可能だと思う」と話しています。
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