巨人の孝行ルーキー・菅野智之投手(23)のためにナインが立ち上がった。25日の広島戦(マツダ)ではリーグ単独トップ8勝目は逃したが、野手陣からの信頼は今やナンバーワン。自慢のルーキーを晴れ舞台に送り出そうと、先輩たちは“選挙活動”にも汗を流していた。
雨が降りしきる中、広島・野村との同級生対決に燃えていた菅野だが、この日は珍しく制球が乱れた。初回に3連打で先制されると、2回にも2点を追加される苦しい立ち上がり。打線が6回に2点を返した直後に安部にソロ本塁打を浴び、この回限りで降板した。
「今日の投球では野手がリズムに乗れない。この投球を次に生かさないと…」と反省するばかりだったが、それでも“持っている”のが菅野だ。味方打線が8回、矢野の2点適時同点打と村田の2点勝ち越し打で一挙4点を挙げ、試合をひっくり返した。
川相ヘッドコーチが「菅野がよく辛抱して投げていた。それが最後の逆転につながった」と話したように、チーム内には「智之を勝たせよう」というムードがある。野手陣からは「智之が投げているとテンポがいいから守りやすいし、攻撃にもスムーズに入れる。性格もいいヤツだし『打ってあげなきゃ』という気になる」「新人王は当たり前。20勝しても不思議じゃない。投手タイトルを総ナメにするのでは」という声が上がるほど評価は高い。
そんな菅野だが、24日に発表された球宴ファン投票ではトップの広島・前田健に大差の4位だった。残された道は監督推薦と選手間投票そして「最後の一人」を選ぶプラスワン投票となる。ただ、今年全セの指揮を執るのは伯父でもある原監督。ルーキーに休養を与えたい親心か、血縁関係があることへの遠慮なのか「智之は選びづらいな」と推薦しない意向を周囲にほのめかしている。
そんな事情を知ってか、同僚ナインたちは菅野を球宴に送り出すために異例の“選挙活動”を行っていた。ある野手によると、交流戦中から対戦相手の選手と話す際に、菅野の良さをみんなで猛アピールしたという。
選手間投票の結果は27日に発表される。果たして巨人ナインの涙ぐましい“ドブ板選挙活動”は実を結ぶか――。
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