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大阪府阪南市で2009年、ガレージのドラム缶から元会社経営の夫婦の遺体が見つかった事件で、強盗殺人などの罪に問われた元建築作業員鈴木勝明被告(46)の裁判員裁判の判決公判が26日、大阪地裁堺支部であり、畑山靖裁判長は求刑通り死刑を言い渡した。裁判員裁判の死刑判決は20件目。
畑山裁判長は「遺体をドラム缶に詰めた後、約5年間も平然と生活していた。生命軽視の態度が顕著で反省もない。犯行は冷酷、非人間的。刑事責任は際だって重い」と指摘した。被告側は即日控訴した。
弁護側は直接的な証拠はなく、第三者に脅迫され、公訴時効が成立した死体遺棄に関わったにすぎないと主張。鈴木被告は「殺害はやっていない」と無罪を訴えていた。
判決は「被告は事件直後に被害品を質入れした。認めている遺体遺棄も、ドラム缶に詰め込むなど殺害した本人でなければ通常しない凄惨で手の込んだものだ」と指摘。第三者の犯行という弁護側の主張について「捜査の結果、存在は確認できなかった」と退け「状況証拠から被告を犯人と確実に認められる」と結論付けた。
判決によると、鈴木被告は、作業員として出入りしたことがあった大阪府和泉市の浅井建治さん=当時(74)=の自宅敷地内で04年12月3日ごろ、浅井さんと妻きよさん=同(73)=の頭を鈍器で殴り殺害し、高級腕時計や車を奪った。
検察側は、被告は事件直後に被害品の時計を質入れし、ガレージの借り主だったと指摘。「遺体周辺から被告と同一のDNA型も検出され、犯人であることは明白。利欲目的の残虐、冷酷な犯行だ」と主張。弁護側は「殺害日時や場所、凶器を特定できていない。立証は不十分だ」と訴えていた。
(2013年6月26日13時50分 スポーツ報知)
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