スマートフォン利用者には、ネット中心で通話が少ない人も多い。同様のサービスを提供しているNTTコミュニケーションズの「050plus」は月額基本料金が315円かかるのに対し、「IP-Phone SMART」は基本料金がかからないため、通話した分だけ支払えば良いのが魅力だ。
携帯キャリアのスマートフォン向け基本プランは、通話料が30秒21円などフィーチャーフォンの通話料と比べても割高のものが多い。また、同一キャリアへの通話無料プランを選択すると月額525円や735円といった基本料金がかかってしまう。データ通信料金もフィーチャーフォンより割高の場合が多く、スマートフォンに替えてから「月々の費用が高くなった」という人も多く、ネット上では「スマホの節約方法」といった話題も注目されている。
通話中の画面
これまでの3Gパケット通信ではIP電話の十分な品質が確保できず、この点がIP電話の弱点だったが、各キャリアとも高速データ通信のLTEを普及させており、品質面での不安も解消されてきている。利用者のニーズの高まりと同時に技術的な環境も整いつつあり、スマートフォンでのIP電話の利用は今後いっそう拡大していきそうだ。