辺野古埋め立て土砂、採取不同意へ

2013年6月25日 09時43分
(28時間42分前に更新)

 【名護】米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に向けた公有水面の埋め立て計画で、キャンプ・シュワブ内にある辺野古ダム周辺で予定している土砂採取に関して、名護市の仲宗根勤企画部長は24日、ダム周辺地域の市有地について「市の同意がなければ採取できないと理解している」とし、同意しない考えを示した。開会中の市議会6月定例会で答弁した。

 また、同地域で見つかっている文化財について現状保存する方針を示していた市教育委員会は、現状保存が不可能な場合でも、発掘と記録保存のため、長期間の調査や多大な費用が掛かる可能性があると答えた。

 稲嶺進市長は「20年後、30年後、それ以降のわれわれの街についても責務がある。誤った判断をすべきではない」と、あらためて反対を訴えた。

 補正書の計画では、辺野古沿岸の公有水面約160ヘクタールの埋め立てに必要とされる土量約2100万立方メートルのうち、少なくとも200万立方メートルの土を同ダム周辺地域から採取する。同地域には市有地や私有地が存在する。24日までに、同教委に対して、防衛局から開発の申し入れはないという。

 大城敬人市議、具志堅徹市議、川野純治市議の一般質問に答えた。

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