【神庭亮介】無期限で活動を休止していた人気バンドのサザンオールスターズが、デビュー35周年を迎える今年、5年ぶりに活動を再開することがわかった。8月7日にシングル「ピースとハイライト」を発売。8〜9月には横浜・日産スタジアムなど全国5カ所をまわるライブツアーをする。
サザンオールスターズ関連記事サザンは1978年6月25日、「勝手にシンドバッド」でデビュー。「いとしのエリー」「真夏の果実」「TSUNAMI」など多くのヒット曲を発表してきたが、デビュー30周年の08年、翌年以降の無期限活動休止を発表。リーダーの桑田佳祐さん(57)は当時のライブで「サザンの屋号を、いったん皆さんにお預けします」と宣言した。
桑田さんは10年、食道がんの手術のためにソロ活動を一時休業。年末のNHK紅白歌合戦で復帰した。今年2月の朝日新聞の取材に対し、サザンが35周年を迎えることについて、「デビュー以来、ずっと応援してくれる人たちが大勢いる。ファンに誠意を見せるチャンスかな、とは思ってます」などと話していた。
ツアーは、8月10、11日に日産スタジアム、17、18日に神戸総合運動公園ユニバー記念競技場、31日、9月1日に神奈川・茅ケ崎公園野球場、7、8日に愛知・豊田スタジアム、22日に宮城スタジアムでの開催を予定している。
◇
《桑田さんのコメント》 「サザンの活動再開をここに御報告申し上げます。5年間お待たせして、本当に申し訳ありませんでした。また皆さんには、勝手ながらビッグサプライズをと思い、この数カ月間事実を黙していたことを心よりお詫(わ)び申し上げます。そして活動休止中も、メンバーひとりひとりに温かい御声援を頂き、本当にありがとうございました。デビュー以来35年もの間、こうしてやって来られたことは全て皆さんのお蔭(かげ)です。これからもどうぞ宜(よろ)しくお願い致します。再会を祝してオッパイ!……じゃなくてカンパイ!」
※Twitterのサービスが混み合っている時など、ツイートが表示されない場合もあります。