スノーデン容疑者:ウィキリークス「永久にロシアも」
毎日新聞 2013年06月26日 12時59分(最終更新 06月26日 13時19分)
米国家安全保障局(NSA)による個人情報収集活動を暴露した元中央情報局(CIA)職員、エドワード・スノーデン容疑者(30)を支援している内部告発サイト「ウィキリークス」は25日、ツイッターで「パスポート失効と仲介国への圧力によりスノーデン氏は永久に(現在滞在している)ロシアにいることになるかもしれない」と懸念を表明した。またオバマ大統領に対し「告発者に対する戦いをやめ、正しいことをすべきだ」と呼びかけた。
また、AFP通信によると、反米左派政権の南米ベネズエラのマドゥロ大統領は国営テレビを通じて「(亡命の)正式な要請があれば検討する」と述べた。容疑者は既にエクアドルなど複数の国に亡命申請したとされる。
一方、ケリー米国務長官は同日、訪問先のサウジアラビアで記者団に「対立を望んでいるわけではない。通常の手続きを求めているだけだ」と述べ、ロシアに対して改めて身柄引き渡しを呼びかけた。プーチン露大統領は、容疑者がモスクワの空港内にいると認めたうえで引き渡しには応じない考えを示している。【金子淳】