∞ 山形市の59歳男性職員
山形市の男性職員(59)が4月下旬、飲酒運転(酒気帯び)容疑で摘発され、6日後に遺体で見つかっていたことがわかった。遺書があり、飲酒運転を苦にした自殺の可能性が高い。市は24日、市議会総務委員会に報告し、不祥事を陳謝した。
市など関係者によると、男性は4月22日、缶ビール5、6本を飲んだ後に寒河江市内で車を運転し、酒気帯び運転の疑いで寒河江署員に検挙された。男性は翌日から行方が分からなくなり、同28日に大江町内で首をつって亡くなっているのが見つかった。複数の遺書が残され、職場に宛てて迷惑を掛けたことをわびた遺書もあったという。
この男性は2006年5月にも酒気帯び運転容疑で検挙され、市は懲戒免職に次いで厳しい停職6カ月の懲戒処分をしていた。このため今回の不祥事が、退職金を支払う必要がない懲戒免職にあたるかどうか、市は5月15日に職員審査委員会を開いて検討。酒気帯び運転のみで懲戒免職とするのは最近の判例などからみて難しいと判断し、5月下旬に遺族に対して男性の退職金が支払われた。
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朝日新聞山形総局
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