なんだか分からないけど怖い病と、その克服

 
なんて説明すればいいんだろうねー。
っていう事を、今年の初めくらいからグダグダと、話を交わす人全てと起こしてます。
絶対言われるのが、

「オマエ、結局何がしたいの?」

って事。

うん、分かんないよね。
いやいやいや、サイト閉じないでっ!!
コレ来年の自分が見たとき、腹抱えて笑う用だからっ!!
(余計閉じられるだろ、そういう事書いたら。)

NOeSIS作ってたときも、そこら辺散々突っ込まれました(もちろん、内容は一文字も読んでくれてない人から)。

確かに、何がしたかったのか作っている人間にしか、把握出来ない事ってあると思います。
10ヶ月間、完成する日まで、「オマエ何やってんの?」、そういうのとの戦いだったよなーとか、今思い返すと散々な扱いだったよなぁ、とそんな日々でした。

まあつまり、何が言いたいのかというと。

自分の言いたい事を少しでも理解してもらうためには、10〜15時間程度の完成作品を遊んでもらわないといけない。

って、事なのです。
それでようやく、この人こーゆーのが作りたいんだ、となります。
難儀な話です。

管内流速は、管径の4乗に比例するって、ちゃんと説明するとするじゃん。
そうすると、何回微分すりゃ気が済むんだよ!?
に、なるじゃん。
おまけに、全部説明出来たとしても、分かってもらえないと思うし。
そんな感じ。


でも、内田先生は言いたい事を、すごい少ない行で説明してるのさ。
(さすがっ!!)
http://togetter.com/li/214668


若い人たちに求められているのは「高い能力を安い賃金で発揮すること」「替えが効くようになるべく規格化されていること」「消費行動が均質的でコントロール可能なこと」です。
殆どそれだけ。
この雇用環境で自尊感情を維持することは絶望的に困難です。

「即戦力」というのは飯岡助五郎と笹川繁造の出入りの時の平手造酒みたいなもので、とりあえずの用が済んだらお払い箱なんです、と説明したけど、若い記者さんには意味ぷーだったみたいです。
分かりにくい喩えでごめんね。

グローバル化というのはこの雇用環境がさらに強化されることを意味しています。
例外的に能力の高い人にとってはチャンスかも知れませんが、90%の若者たちにとっては遠い異国国の通貨危機や自然災害や政変で雇用条件がいきなり変わる(大抵の場合は労働条件の切り下げか解雇)だけです。

グローバル経済での労働者の最大の苦しみは「どうして自分の雇用条件が切り下げらてるのか、その理路が分からない(それを告げる上司も実はわかっていない)」という「ルールの分からないゲームで負けを宣告される不条理」にさらされることにあります。

「なぜ若者たちはデモをしたり、政治的t要求を掲げないのでしょうか?
最近の若いやつらは覇気がないと40代50代の上司は言いますが、そうなんでしょうか?」
違います!覇気の問題なんかじゃありません。
そういうバカの言うことは聴かなくてよろしい。

自分がどういうルールでゲームをしているのか分からない状態が長く続くと、人間は判断力を失い、それと同時に生きる意欲を失います。

若者たちが政治的行動を取れないのは、自分たちがどういう政治的文脈の中に置かれているか、どうすればこの窮地を打破できるのか、それをクリアーカットに語れる政治の言葉を持っていないからです。
誰もそれを提示していないからです。


以上、抜粋終わり。
内田先生の著書は結構買ってるから、引用許してっ!!

一夜先輩と憂姫ちゃんとで、細菌培養やってた時のとか、こんな話題をちょくちょく書きました。
言いたい事は、上にある通り。

失敗も、将来展望の無さも、笑って済ませられるのは学生のうちだけで、社会に出れば(その年齢に達すると、強制的に社会に排出される)、身体壊したり、心壊したりするくらい辛くなる。
そーゆー事です。

不幸な事に、私はそれを学生時代に教えられませんでした。

そして、運良く就職できてもドロップアウト後行方不明とか、借金で大変な事にとか、もう少し早く、フォローに回ってあげられれば、みたいな事が身の回りに降りかかってきます。

実際自分も病院で働き始めた時は、ストレスで一回吐いてから朝出勤したりとか、散々でした。

だからまあ、自戒と、とにかく頑張れ!!、乗り切れ!!、そんなのでNOeSISの1/3は出来ています。
羽化編だと、殆ど全部ソレになります。

笑顔が宝物だとも思わないし、順風満帆、そういう人はガソリンかけて燃やせばいいと考えています。

ストレスで胃を壊して、ゲロを吐き、死んだ目で電車に揺られる。

それでいいんだって、肯定される事。

そういうのが求められてるんだと思うし、自分もそうやって肯定されたい。

ここ数日の日記で言いたいのは、そーゆー事です。


てゆーかヤンデレ物作ってるんだから、作者が思いっきり病んだほうが良いの作れると思いません?

コメント
NOeSISクリアしました。(ネタばれなしで書きます)ヤンデレ楽しませていただきました。
ただ、開発室のキャラ紹介の説明と自分が理解した物語とずれありました(汗)ああ・・理解力自分ないなぁと思った次第です。
このクォリティでフリゲーはすごいですね・・・
有料化してもついていきます(つ
羽化編楽しみにしていますね。
作品製作がんばってくださいね><b 
  • 麒麟
  • 2011/11/18 7:29 AM
>麒麟さん
あそこは結構ギリギリでねじ込んだ部分なので、羽化編やらないと意味不明だと思われます。

http://cutlass.qee.jp/noesis/chara.html


のキャラ紹介も、NOeSISだけだと一夜さんと時雨君の部分が消化できていません。
本当はタイトルの通り嘘を吐いた記憶の物語っていう章があったのですが、尺が足りないので羽化編まで持ち越しになりました。
後、各章の中で変化してる数字とかあったり、未回収の複線はちらほらあるので、そこら辺の回収とかもきっちり出来たらなぁ、とか。
冬コミの原稿終わりしだい取り掛かるので、もうしばらくお待ちください。
  • cutlass
  • 2011/11/19 1:59 AM
コメントする








   
この記事のトラックバックURL
トラックバック

PR

calendar

S M T W T F S
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30      
<< June 2013 >>

Androidでギャルゲー計画

PIXIV

コミカライズ版NOeSIS

PODCAST

selected entries

categories

archives

recent comment

links

profile

search this site.

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM