2013.6.26 05:02(2/2ページ)

阪神・和田監督「長さんが勝たせてくれた」

二回、中日・谷繁の打球に飛びつく阪神・能見=富山(撮影・森本幸一)

二回、中日・谷繁の打球に飛びつく阪神・能見=富山(撮影・森本幸一)【拡大】

 2011年6月28日に、ここ富山の宿舎でチーフスコアラーだった渡辺長助氏(享年54)が急死した。指揮官は、当時打撃コーチ。前日24日に「言葉がでなかった。寝る間も惜しんで仕事をしてくれた方」と振り返り、弔い星について「そういう思いを込めた試合になる」と力を込めた。

 「とにかく交流戦ブレークが入ったからね。(連敗脱出まで)長かったね」

 12日の日本ハム戦(札幌D)以来13日ぶりの勝利。首位巨人も広島に逆転勝ちし、3ゲーム差は変わらなかったが、“富山湾の神秘”といわれるホタルイカの光のように虎が勢いを取り戻す。 (阿部 祐亮)

阪神・前回の富山遠征

 2011年6月28日、広島戦のために訪れた富山で、チーフスコアラー・渡辺長助さんが54歳の若さで急死。心筋梗塞だった。試合当日の朝、ミーティングに姿を見せないことを不審に思った球団関係者が、ホテルの部屋に入ったところ、渡辺さんはすでに亡くなっていたという。喪章をつけて臨んだ試合でブラゼルが二回に先制2ラン、九回にダメ押しのソロと2本の本塁打。先発スタンリッジは8回3失点と好投し、7-4で快勝した。

試合結果へ

(紙面から)