ナインをハイタッチで迎える和田監督。連敗を「5」で止めて胸をなでおろした【拡大】
(セ・リーグ、中日1-2阪神、7回戦、中日4勝3敗、25日、富山)白エビよりも白星! 真っ白に輝くコシヒカリよりも白星! 和田監督は、良太のヒーローインタビューの雄たけびが響く三塁ベンチ裏を歩みながら、ほおが緩む報道陣をみてプッと吹き出した。
「笑顔やなぁ」
八回に能見が同点に追いつかれるという、まさかの展開。それを良太が救ってくれた。能見のアクシデントにより緊急登板した福原も快投。藤井彰の疲労や中日に与える配球面の変化などを考慮し、先発マスクに抜てきした日高も応えた。変幻自在の采配で連敗を「5」で脱出した。これで乗っていける。しかも天国から見守ってくれた恩人に最高の形で勝利をプレゼントできた。
「こんな勝ち方ができたのも、長さんがみていてくれたところもあるだろうし、その中で選手たちもこの地で勝ちを、という気持ちでベンチで大声を出しながらやってくれた」