システムソフトウェアVer5.55にも対応して、コードフリークβ版の単体サーチ機能は、ますます需要が高まってきたことと思います。そんなコードフリークβ版ですが、まだまだ完全に活用している方は少ないのではないでしょうか。そこで今回は、サーチにプレイに役立つ「メモリエディタ機能」について解説します!
PSP用コードフリークで秘技コードサーチができるコードフリークβ版の導入方法については、以前の記事を参照してください。
トレーナーメニュー画面で「Memory Editor」と表示されているのがメモリエディタ機能です。とりあえず選択してみましょう。
▲こんな画面
上のような画面が表示されます。一見わけがわかりませんが、慣れればこの画面だけで秘技コードが作れるようになるほどナイスな機能です。まずは操作方法を説明します。
[△]ボタン:数値の変更
[○]ボタン:オプションの表示
[R]ボタン:1画面下にスクロール
[L]ボタン:1画面上にスクロール
[○]ボタンを押してオプションを表示してみましょう。
▲オプション表示画面
それぞれの機能を選択すると、以下のような効果があります。
Modify: | 数値の変更 |
---|---|
Search Hex: | 16進数でサーチ |
Goto: | 指定アドレスへ移動 |
Use absolute addresses←→Use offset addresses: | 絶対アドレスで表示←→オフセット基準からの距離アドレスで表示 |
Disassembler: | ディスアセンブラ機能へ |
Cheat Finder: | 秘技コードサーチ機能へ |
Cheat List: | 秘技コードのON/OFF機能へ |
Exit Options: | オプションを抜ける |
上から順に解説していきます。
直訳すると「変更する」というコマンドの名の通り、選択した数値を変更できます。
使い方の例としては、現在HPが格納されているアドレスを表示させておき、「雑魚敵に不意打ちを食らってあと一撃で全滅!」なんて時にメモリエディタをON。Modifyで数値を999に変更して危機を脱出……なんてことができます。
「Hex」はそのままだと6の意味ですが、ここでは「16進数」を意味する「Hexadecimal」の頭文字の略称です。プログラムでHEXと書かれていたら「16進数」だと覚えておきましょう。ちなみに「10進数」は「decimal」です。同様に略称は「DEC」となります。
というわけで、「Search Hex」は「16進数のサーチ」機能です。具体的には、入力した数値が格納されている次の場所をサーチしてくれます。
例:999(3E7)をサーチしたければ、「E7 03」と入力して[○]ボタンを押します。すると、現在見えている画面から一番近い999(3E7)の場所まで飛んでくれます。
ゴー! トウッ! という感じ(?)に指定したアドレスの場所に移動してくれるコマンドです。[R]や[L]ボタンを押し続けて移動してもいいのですが、目指す場所が遠い時に重宝します。
これはプログラムを知らないと分かりづらいかもしれません。意味をそのまま書くと、アブソリュートは「絶対の」、オフセットは「基準との差/相対の」となります。
身近な例で説明しましょう。「身長180cm」と書くのが絶対アドレス、「平均身長+10cm」と書くのが相対アドレスです。
なぜこんな機能が必要なのかは別の機会に説明するとして、コードフリークでは基本的に相対アドレスが使用されているので、offset addressesに設定(Use absolute addressesが表示されている状態に)しておけば問題ありません。
コードフリークβ版に搭載されている別の機能(ディスアセンブラ)の画面に移動するコマンドです。今回はメモリエディタの説明なので使いません。プログラムコードのサーチを説明する機会があればその時詳しく説明します。
いわゆる秘技コードサーチ機能のこと。これも選択するとメモリエディタ画面から抜けてしまうので使いません。
選択すると秘技コードをON/OFFできる機能に移動します。これも今回は使いません。
オプション画面から抜けます。いや、[×]ボタンでも抜けられますが。
機能説明だけで長くなってしまいました。今回はここまでにして、次回はメモリエディタ機能を活用する具体的な方法について解説します!