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【格闘技】

井上尚弥 8・25日本王座戦 6戦目 世界最短王座へ大一番

2013年6月26日 紙面から

初防衛戦で“怪物”ルーキー井上尚弥(右)の挑戦を受ける王者田口良一=東京・文京区の後楽園飯店で(山崎照朝撮影)

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 アマ7冠の“怪物”ルーキーで日本ライトフライ級1位井上尚弥(20)=大橋=が、8月25日に神奈川県座間市民体育館「スカイアリーナ座間」で日本同級王者田口良一(26)=ワタナベ=とタイトルマッチを行うことが25日、発表された。王者の田口はWBA同級3位(WBO11位)。井上は日本王座奪取とともに世界ランク取りを同時に狙う。プロ6戦目の世界最短王座奪取記録を視野に入れた注目の一戦となる。

 1試合ごとに記録の塗り替えが注目される怪物の井上。初の日本王座挑戦に東京都内で行われた会見には、テレビカメラ3台が並ぶなど、世界戦並みだった。そのなかでも終始冷静。プロ4戦目で日本王座に就き、世界奪取したのは辰吉丈一郎と平仲明信だけだが「辰吉さんに並ぶので気合が入ります」と記録を意識する余裕を見せた。

 井上はプロテストを異例のA級8回戦で受験。デビューは昨年10月、フィリピン選手相手に4回KO。2戦目はタイ選手を1回KO。3戦目で日本同級1位の佐野友樹(松田)を10回TKOで沈めた。

 とはいえ、井上はまだデビューから1年も満たない。プレッシャーもある。しかも佐野戦で右拳を痛めた。それでも井上は「不安があるようなら練習不足。パンチも練習で打てている。しっかりアゴを狙って記録をつくりたい」と強気を押し通した。

 日本王座奪取で世界最短奪取記録も見えてくる。大橋秀行会長は「6戦目の世界はあるんじゃないですか」と強気のコメントで援護。この一戦に勝って、一気に頂点まで上り詰める。(山崎照朝)

 

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