衆院選:道5区、中前氏が不出馬へ 「生計立てるため」 /北海道
毎日新聞 2013年03月23日 地方版
昨年の衆院選道5区に民主党公認で出馬し落選した中前茂之氏(41)が、次期衆院選に立候補しない意向を固めたことが22日、分かった。中前氏は取材に「生計を立てるため活動に専念できない」と話した。江別市で23日開かれる党道5区総支部定期大会で正式表明し、総支部代表も辞任する。
関係者によると、中前氏は落選直後から生活への不安を漏らし、今月上旬に後援会役員らに不出馬の意向を伝えた。横路孝弘・党道連代表らから慰留されたが、4月に仕事に就くめどが立ったことなどから決めた。「地域に貢献したいという志は変わらない。環境が整えばまた挑戦したい」と話している。
中前氏は札幌市出身で、北大から旧建設省入り。北海道開発局千歳道路事務所長だった10年、道5区補選に初出馬し、落選した。【円谷美晶】