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取材で不正アクセス容疑 書類送検6月25日 16時6分
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パソコンの遠隔操作事件で、真犯人を名乗る人物が送ったメールのサーバーに無断で入ったとして、警視庁は朝日新聞社と共同通信社の記者、合わせて5人を不正アクセス禁止法違反の疑いで書類送検しました。
書類送検されたのは、朝日新聞社の記者3人と共同通信社の記者2人の合わせて5人です。
パソコンの遠隔操作事件では、真犯人を名乗る人物から弁護士などに犯行声明のメールが送られましたが、警視庁によりますと、記者らは去年10月から11月にかけてこのメールのサーバーに無断で入ったとして、不正アクセス禁止法違反の疑いが持たれています。警視庁の調べによりますと、記者らがメールに書かれていた別のサーバーのパスワードを犯行声明のサーバーに入力したところ、パスワードが同じだったため送受信の記録などが閲覧できたということです。
これについて朝日新聞社は、「メールの送信者が、誰に対してもアクセスすることを承諾していたのは明らかで不正アクセスには該当しない。正当な取材の一環で法律上も報道倫理上も問題ないと考えている」とコメントしています。また、共同通信社は、「形の上では法律に抵触する可能性があるが、事件の真相に迫るための取材行為だった」としています。
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