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【プロ野球】マー君開幕10連勝 23イニング0封 昨年から14連勝2013年6月26日 紙面から
◇楽天11−0西武楽天は田中が7イニングを3安打無失点で開幕から10連勝を飾った。打線は4回にマギーの15号ソロなどで2点を先行。5回は嶋の3点二塁打をはじめ6長短打で6点を挙げるなど、計22安打で11点を奪った。西武は投打に精彩を欠いた。 ◇ 楽天の絶対エースが圧巻の獅子狩りだ。走者は出す。しかし、本塁には返さない。大量援護に背中を押され、7イニングを無失点。無敗街道を継続した田中は「楽でしたね」と打線に感謝した。開幕から10連勝。昨年からの連勝も14に伸びた。 「何をもって納得と考えるかですけど、ゼロに抑えることができたのは良かった。僕だけの力ではない。チームみんなで一つ一つ勝っている」 数少ない鬼門だった。ルーキーシーズンの07年から西武ドームでは2勝5敗、防御率3・88と苦しんでいた。しかし、今の田中はたやすく突破する。9日の巨人戦から23イニング連続無失点。最後の失点は、3日の中日戦の9回までさかのぼる。 この日最大のピンチは両軍無得点で迎えた2回の1死一、三塁。「ゲッツーを取れれば一番良いと思っていた」。言うは易し。しかし、その言葉通りの結果をカーターから奪った。内角低めにツーシームを沈め、注文どおりの6−4−3。繊細にボールを操った。 慎重かと思えば、ときには大胆な顔も見せる。4回無死で栗山を見逃し三振に斬った内角直球がそうだ。「打たせて取っていたな。でも、ランナーが出たら、ピシッと力を入れる。ピッチングを覚えつつある」。成熟の域に近づく投球は星野監督をもうならせた。 エースに導かれ、楽天は2位に再浮上。貯金7は今季最多タイ。首位ロッテにも1ゲーム差と接近した。「何を言っとるんや。こんな、いっぱいいっぱいのメンバーなのに」。喜びを抑えきれない指揮官の表情に、強い手応えが染み出た。 (井上学) PR情報
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