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2013年01月23日

その他会長メッセージ ~暴力根絶に向けて~

 

 誠に残念でございますが、将来を担うはずの大阪市立高校の男子生徒が、運動部活動の指導者による体罰を苦に、自らの命を断ちました。亡くなられた高校生のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

 

 同校では2011年秋にバレル部顧問が体罰をえ、3か月の停職分を受けておりますが、復帰後、再び体罰を行っていたことも判明しました。断じて許されることではありません。

 

 日本バレーボール協会及び各加盟体は『指導における倫理ガイドライン』を定め、体罰等の暴力根絶に努めておりますが、こうした事例を見ましても、念ながら指導現場での暴力一掃は完全には達成できていないと思われます。本会は早急に再防止に向けたしい措置を討し、施して参ります。

 

 暴力行為には体罰のような肉体的な暴力だけではなく、暴言・脅迫・威圧・侮辱といった相手を精神的に傷つける行為も含まれます。指導者には選手の人格を尊重し、常に自分自身を律する意思の強さが求められることをバレーボール界としてもう一度確認しなければなりません。

 

 私は皆さまとともに、明るく楽しいバレーボールの発展にこれまで以上に取り組んでいく決意です。

 

 2013123

公益財法人日本バレル協

長  中野 泰三

 

 

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