【ニューヨーク=清水石珠実】米書店チェーン最大手のバーンズ・アンド・ノーブル(B&N)が25日発表した2~4月期決算は最終損益が1億1860万ドルの赤字となった。前年同期比で赤字額はほぼ約2倍(前年同期は5690万ドルの赤字)に拡大した。書籍販売の縮小に加え、電子書籍端末「ヌック」事業の不振が響いた。
売上高は7%減の12億7700万ドル。事業別では小売事業(店舗販売、オンライン販売を含む)の売上高が10%減、ヌック事業(電子書籍端末やその付属品の販売、電子書籍の販売を含む)が34%減となった。
ヌック事業の不振を受け、同社は独自のタブレット(多機能携帯端末)生産から撤退する方針を明らかにした。提携先は決まっていないが、今後は生産委託先との共同開発・生産に切り替える。電子書籍だけでなく、カラーで動画などを楽しめるタブレット市場では、アップルやアマゾン・ドット・コムなど大手との開発競争が厳しくなっており、独自で対抗するのは難しいと判断した。
読書用に特化した白黒画面の電子書籍端末は、自社の開発・生産を続ける。
バーンズ・アンド・ノーブル、ヌック、最終損益、アップル、アマゾン・ドット・コム
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長期金利(%) | 0.860 | -0.020 | 25日 15:35 |
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