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打ち上げ漁船の保存・解体賛否問う 気仙沼市がアンケート

 東日本大震災の津波により、宮城県気仙沼市鹿折地区に打ち上げられた大型漁船「第18共徳丸」(330トン)をめぐり、同市の菅原茂市長は24日、7月に市内全世帯を対象に実施する市民アンケートで、船を保存することの賛否を尋ねることを明らかにした。
 震災時に市内に居住していた約2万6000世帯に配布する「津波避難等に関する市民アンケート」の中で、共徳丸に関する質問項目を設ける。(1)保存が望ましい(2)保存の必要はない(3)船体の一部や代替物で保存すべきだ−の中から一つを選び、理由も書いてもらう。
 対象は16歳以上の住民で、市外の仮設住宅入居者らも含む。7月1日に市の広報冊子と共に配布し、同15日までに郵送で回収する。
 菅原市長は「(解体を望む)船主の気持ちは変わらないかも知れない」としながらも「(保存を求める声が)圧倒的であれば船主に再考を促す大きな材料になる」と強調。「これがラストチャンス。結果の扱い方は難しいが、把握はしておきたい」と述べた。
 住民アンケートに関しては3月末にあった船主と市の意見交換会でも持ち上がったが、船主は「価値のある作業とも言えない」と一蹴していた。船主は既に解体・撤去の意向を固めており、21日には北海道室蘭市のNPO法人「シップリサイクル室蘭」と共徳丸解体作業で請負契約を結んでいる。


2013年06月25日火曜日


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