東北のニュース

6次配分524億円 復興交付金、東北4県40市町村

 復興庁は25日、東日本大震災で被災した自治体が実施する復興事業に財政支援する復興交付金の第6次配分で、東北4県40市町村に計524億円を交付すると発表した。全体では1道7県49市町村に計527億円を配分する。
 東北の配分額は宮城239億円、岩手184億円、福島99億円、青森2億円。要求総額624億円に対する交付率は84%だった。宮城は要求額を上回ったが、2014年度以降の事業分も求めた岩手、福島は下回った。青森は満額の配分となった。
 石巻市では、被災企業向けに約43億円をかけて移転用地を整備する事業で、用地取得費など6億円の交付が決まった。復興交付金の対象となる基幹事業の関連分野に配分される効果促進事業で、企業用地の整備費が初めて認められた。
 災害公営住宅では、9月までに事業に着手する岩手、宮城、福島3県13市町計846戸に168億円を配分。高台などへの集団移転事業には、岩手、宮城の5市町11地区の用地取得や宅地造成に交付金132億円が充てられる。市町村別に見ると、配分額が最も多かったのは気仙沼市の104億4000万円。次いで陸前高田市93億1000万円、いわき市47億4000万円、石巻市47億3000万円だった。
 1〜6次の配分総額は東北4県で1兆5826億円に上る。7次申請の受付時期はまだ決まっていない。


2013年06月26日水曜日


Ads by Google


△先頭に戻る

新着情報
»一覧
特集
»一覧
  • 47NEWS