福島のニュース

帰還困難区域 環境省が初のモデル除染実施

 環境省は25日、福島第1原発事故で帰還困難区域に指定された福島県浪江、双葉両町の一部で9月にも除染モデル事業を実施すると発表した。同区域の除染は初めて。
 対象は浪江町赤宇木、大堀、井手の3地区と双葉町の双葉厚生病院、ふたば幼稚園周辺の計5カ所で計34ヘクタール。いずれも年間被ばく線量50ミリシーベルト以上の高放射線量地域で、最も線量の高い井手地区は100ミリシーベルトを超す。
 同省は25日に請負業者の募集を開始した。地区ごとに除染廃棄物の仮置き場を確保し、除染作業を始める予定だ。
 比較的線量の低い居住制限区域や避難指示解除準備区域での除染は既に行われている。同省福島環境再生事務所は「高線量地区で除染による低減効果を調べ、本格除染や復興への取り組みの検討に生かす」と話している。


2013年06月26日水曜日


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