香港株(終了):H株指数、下落-中国本土の信用逼迫を懸念
6月25日(ブルームバーグ):香港株式市場 では、ハンセン中国企業株(H株)指数が下落。信用逼迫(ひっぱく)で中国本土の成長が損なわれるとの懸念が続く中、このままいけばH株指数の1-6月(上期)のパフォーマンスは2008年以来最悪となりそうだ。
世界最大の銀行、中国工商銀行(1398 HK)は1.8%下落。ラスベガスを拠点とする資産家スティーブ・ウィン氏率いるカジノ運営会社の香港上場部門、ウィン・マカオ(1128 HK)は4%下げた。中国の成長鈍化が高額のギャンブルに響くとの懸念が背景。資源価格の値下がりで、中国最大の産銅会社、江西銅業 (358 HK)は4.6%安。
H株 指数は前日比67.35ポイント(0.8%)安の8871.28と、この日も2011年10月以来の安値で引けた。ハンセン指数は前日比41.74ポイント(0.2%)高の19855.72で終了。一時2%安まで下げていた。
プライド・インベストメンツ・グループのルイス・ワン最高投資責任者(CIO、香港在勤)は「今後数日、市場は不安定となりそうだが、下落が続くとはみていない」と述べた。
原題:Hong Kong-Listed China Shares at 20-Month Low on CreditSqueeze(抜粋)
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更新日時: 2013/06/25 18:48 JST