米消費者信頼感指数:6月は予想上回る伸び-5年ぶりの水準
6月25日(ブルームバーグ):6月の米消費者信頼感指数は約5年ぶり水準に上昇した。
米民間調査機関のコンファレンス・ボードが発表した6月の消費者信頼感指数 は81.4と、景気後退入り2カ月目の2008年1月以来の水準に戻った。前月は74.3(速報値76.2)に修正された。6月は、ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想の中央値は75.1だった。
ハイ・フリークエンシー・エコノミクス(HFE)の米国担当チーフエコノミスト、ジム・オサリバン氏は「財政面がかなりの足かせになっているにもかかわらず、経済が改善の兆しを見せつつあることは疑いない」と指摘。その上で前向きな要素として、「労働市場の改善があるが、加えて資産も全般的に増加している」と述べた。
現況指数 は69.2(前月64.8)に上昇。今後6カ月間の期待指数 は89.5(前月80.6)に上げた。
今後6カ月間に雇用が増えるとの回答の比率は19.6%と、前月の16.3%から上昇。雇用が現在十分にあると回答した比率は11.7%に上昇し、08年9月以来の高水準となった。前月は9.9%。
今後6カ月間にビジネス環境が改善すると回答した比率は20.3%と7カ月ぶり高水準。前月は18.7%。
原題:Consumer Confidence in U.S. Increases More Than Forecast(3)(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:ワシントン Alexandria Baca abaca3@bloomberg.net
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更新日時: 2013/06/26 00:38 JST