UPDATE 1-米6月のCB消費者信頼感指数は08年1月以来の高水準、楽観的な労働市場見通し広まる
(内容を追加し、表を追加しました)
[ニューヨーク 25日 ロイター] - 米大手民間調査機関のコンファレンス・ボ
ード(CB)が25日発表した6月の消費者信頼感指数は81.4と前月の74.3(改
定値)から上昇し、2008年1月以来の高水準となった。アナリスト予想の75.4も
上回った。
6月は労働市場の見通しに対する楽観的な見方が拡大した。
期待指数は89.5と、前月の80.6から上昇、現況指数は69.2と、64.8
から上昇した。
CBの経済指標ディレクター、リン・フランコ氏は、「現在の景況、および労働市場
の状況に対する消費者の見方は、年初と比べるト大幅に前向きになった」と指摘。「将来
の見通しについても、過去数カ月間で大きく改善した。このことは、成長ペースが短期的
に減速することはなく、緩やかに加速することさえも示唆している」と述べた。
雇用に関する足元の指数はまちまちとなったが、6カ月先の雇用情勢に対する見通し
は改善。雇用情勢が「改善」したとの回答は19.6%と、16.3%から増加した一方
、「雇用は悪化」したとの回答は16.1%と、20.0%から減少した。
向こう1年のインフレ見通しは5.5%となり、前月の5.3%から上昇した。
詳細は以下のとおり。
(1985年=100、季節調整済)
6月 5月 前回 4月
消費者信頼感指数 81.4 74.3 76.2 69.0
現況指数 69.2 64.8 66.7 61.0
期待指数 89.5 80.6 82.4 74.3
現況指数(%)
業況 6月 5月 前回 4月
良い 19.1 19.1 18.8 17.5
悪い 24.9 26.0 26.0 27.6
普通 56.0 54.9 55.2 54.9
雇用
十分 11.7 9.9 10.8 9.7
不十分 51.4 53.7 53.1 53.4
就職困難 36.9 36.4 36.1 36.9
6カ月先の期待(%)
業況 6月 5月 前回 4月
改善 20.3 18.7 19.2 17.2
悪化 11.4 12.2 12.1 14.8
横ばい 68.3 69.1 68.7 68.0
雇用
改善 19.6 16.3 16.8 14.3
悪化 16.1 20.0 19.7 21.8
横ばい 64.3 63.7 63.5 63.9
収入
増加 15.2 15.6 16.6 16.8
減少 14.4 15.3 15.3 15.9
横ばい 70.4 69.1 68.1 67.3
インフレ率(季節調整前)
平均 6月 5月 前回 4月
5.5 5.3 5.3 5.5
*調査は米国内の約5000世帯を対象に実施。
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