S&P/ケース・シラー住宅価格指数:4月は前年比12.1%上昇
6月25日(ブルームバーグ):4月の全米20都市の住宅価格は前年同月比で予想を上回り、約7年ぶりの高い伸びとなった。
全米20都市を対象にした4月の米スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)/ケース・シラー住宅価格指数は前年同月比で12.1%上昇。これは2006年3月以来で最大の上昇率だった。ブルームバーグがまとめたエコノミスト調査の予想中央値は10.6%上昇だった。
ソシエテ・ジェネラルの米国担当シニアエコノミスト、ブライアン・ジョーンズ氏(ニューヨーク在勤)は「住宅市場は非常に良好だ。住宅ローン金利が再び上昇してきたが、住宅市場が脱線することはないだろう」と述べ、「それでもまだ高値からは遠い。ただ住宅価格はこの先数年間は上昇を続けるだろう」と続けた。
前月比では季節調整後ベースで1.7%上昇。市場予想は1.2%上昇。前月は1.9%の上昇だった。季節調整前ベースでは2.5%の上昇(前月は1.4%上昇)だった。
前年比では20都市すべてが上昇。特にサンフランシスコは前年比23.9%上昇、ラスベガスは22.3%値上がりした。一方、伸びが最も小幅だったのはニューヨークで3.2%の上昇にとどまった。
原題:Housing Prices in U.S. Increased More Than Forecast inApril (1)(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:ワシントン Michelle Jamrisko mjamrisko@bloomberg.net
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更新日時: 2013/06/25 23:19 JST