産経号外 2006/07/05昨日もらった産経新聞の号外をUP。

軍事行動と並行して、また北朝鮮が日本のマスコミへの工作活動を強めています。
(参考:横田早紀江さんの願いを踏みにじるマスコミ朝日・共同・毎日などが平壌詣で

北工作活動激化か…「安倍総裁」阻止あの手この手(7/3 ZAKZAK)
 公安当局によると、朝鮮対外文化連絡協会(対文協)は先月17日から21日まで、朝日新聞と毎日新聞、関西テレビ、共同通信を招待したほか、7月4日から8日まで、朝日新聞、NHK、TBS、共同通信を招待。また、8日から12日まで、業界紙幹部やマスコミOBで組織されたNGOを招待する予定。

 対文協とは、親北団体が訪朝する際の窓口であり、北の対外的な宣伝活動もおこなっている組織。だが、北の工作機関(主に労働党統一戦線部)の隠れみのともいわれており、海外に親北勢力を植え付け、増殖させる特殊任務を担当している。

 今回、対文協は「日朝協議の担当者である、宋日昊・日朝国交正常化交渉担当大使のインタビューをさせる」などといい、報道各社を勧誘しているという。

「業界紙幹部やマスコミOBで組織されたNGO」って何者でしょうね。日本ジャーナリスト会議とかマスコミ九条の会とかが絡んでそうな予感。ってゆーかこの期に及んで本当に行くのか?
今回の訪朝団についても、なぜかまた韓国の新聞のほうが詳しい。
北朝鮮、日本のメディア6社を平壌に招待(7/4 朝鮮日報)
 招請した報道機関は朝日新聞、読売新聞、NHK、共同通信、TBS、日本テレビの6社で、これらのメディアは4日から8日まで平壌を訪問する予定だ。

 北朝鮮が日本のメディアを招待したのは、先月29日に金英男(キム・ヨンナム)さんが記者会見を行った後も、日本でめぐみさんの死亡や遺骨に関する疑惑が収まる気配がないため、直接日本のメディアに説明するためとみられる。

 北朝鮮は金英男さんへのインタビュー、めぐみさんの墓や生存当時の居住地の公開、周辺人物の証言などさまざまな手段を動員し、日本のメディアを納得させようとするものとみられる。

本社記者含む取材団、平壌入り(7/4 朝日)
で、前回の訪朝団と同じ奴がでてきました。
火葬場側「他人の骨混じらぬ」 英男氏と矛盾 拉致問題(7/5 朝日)
また、これに先だって北朝鮮外務省の李炳徳(リ・ビョンドク)研究員が記者団と会見し、拉致問題をめぐって「拉致は解決した問題だ」と強調した。
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本社記者を含む日本のマスコミ7社の北朝鮮取材は、在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)の提案を受けて実現した。4日に平壌に入り、8日まで滞在の予定。

ダウト!総連はダミーですから。
テレビ東京も参加してるみたいですね。これで日本マスコミの大半が招待されたことになります。怒り渦巻く日本をほったらかしにして、記者団はさぞかしおいしい思いをしているのでしょう。
テポドン発射 訪朝記者「想定外」に大慌て(7/5 JINビジネスニュース)
少しは相手が隠していることを暴き出すとかの努力をしないんでしょうか。

横田めぐみさんに関しても、ただ北朝鮮の言いなりになって報道しているだけです。
めぐみさん生活「招待所」跡地など公開(7/5 TBS)
結婚生活の「矛盾」微妙に修正…金英男さんら記者会見(7/6 読売)
北がいくら嘘を重ねて綻びをみせても、日本のマスコミが取り繕ってくれるんですから愕然とするしかありません。

今年に入ってから三回の訪朝団にすべて参加しているのが共同通信ですが、今日発売の週刊新潮によると平壌支局開設を狙ってのことらしい。
同記事によると北朝鮮は日朝国交正常化まで支局開設を認める気はないとのことですが、現体制が続く限り拠点があっても取材の自由などないに等しいですよね?
何を伝えるかなどどうでもよくて、支局一番乗り自体が目的化しているとしか思えません。当然、拉致被害者やミサイル危機など知ったことではないのでしょう。

加盟社を引き連れて訪朝し金日成の死体に頭を下げてきたという、共同の社長はこんなことをいってました。市場主義を批判するマスゴミこそ金儲けしか考えていない、ということを象徴していますね。
石川社長を再任 社団共同通信社(6/22 共同)
石川社長は再任あいさつで、編集活動を強化して加盟新聞社への配信内容の充実を図るとともに、拡大するネット社会への対応を加盟新聞社と連携して進めていく考えを強調。海外取材では「北朝鮮、中国など東アジア情勢の変化に対処するために、国際取材力の強化を進めている」と述べ、アジア重視の姿勢を継続していく方針を示した。

<7/9追記>
今回平壌入りしたのは朝日新聞、読売新聞、共同通信、NHK、TBS、テレビ東京、フジテレビの7社だったそうです。
参考
園 丁 日 記:大切なのは、揺るがないこと。
不可視型探照灯:メモ:平壌入りした記者を押えておく