観光・サービスを産業という視点で見る、
つまり地域の基幹産業になりうるかどうかを考えています。
一部には、観光は地域が税金を使って、お客を呼ぶイベントのように
考えられていますが、この各論の視点は地域の産業雇用を広げる立場です。
また地域文化と農業は、九州のアイデンティティのもとであり、
観光・サービス業と相俟って、日本の各地や九州内との交流の基盤となっています。

1 観光・サービス産業(PDF版)

P.1  巨大古墳を空から見る会顛末記

P.4  地場産業としての観光

P.12 コピーがオリジナルを超える

P.16 観光は、人柄・土地柄を通して感動を贈る地場産業である

P.21 昭和6年に書かれた文章のままの風景と音と焼き物が生きる小鹿田焼きの里

P.25 風船爆弾とジェット気流の話

P.28 “出石皿そば”で産業転換をした兵庫県出石市

P.32 減価型まちづくりと増価型まちづくり

P.34 小布施町の観光とまちづくり出世物語

P.38 クチコミで広がり、今や年間200万人が参拝

P.40 岡垣町“ぶどうの樹”ものがたり

P.46 旧集落で観光協会をつくって台湾と独自の海外交流

P.51 テーマに載せて楽しく史跡を見て回る これは立派な地域づくりの商品だ

P.56 現代の日本人が、「何を求めているのか」「どんな佇まいの中でくつろげるのか」をまちづくりの柱にした

P.61 老僧は「私のこの寺の住職の歴史は“過疎との戦いの歴史”でした」といった

P.64 これからの農業は「カロリー製造業から土地柄・人柄商品・サービス供給業」へ

P.69 和菓子産業もソフト化・サービス化を高めないと生き残れない

2 地域と文化(PDF版)

P.71 図書館には“ぜんざい”がよく似合う

P.75 地域の文化資源をさがす

P.78 東山魁夷画伯の思い出に包まれた筑豊絵本館

P.81 清々しくもあり、面白きこともある沖ノ島

3 農業振興(PDF版)

P.83 儲かる農業をめざして

P.85 ミカン減反からの出発

P.87 当初見込みの4倍を売り上げている農産物直売所

P.89 各地で行われている農家の情報活動

P.93 農村集落をベースに都市の人、地域の人とつながる

P.95 年間80日の販売行脚を経て、顧客ネットワークで生きる道

P.101「旬」があやしくなっている

P.104都市・農村交流の手始めは棚田から

P.107専業農家3人が自分の農業について語る

P.108農山村と都市をつなぐ活動

P.111安全でおいしい“つまんでごらん”の卵は、高くても需要がある

P.114合併で消えかかった村が、全国ブランドとして生き返った

P.119おもしろいことは何でもやってネットワークを広げる

P.121遊びにおいで!うちの集落へ

P.124自然農法の米は、香りがよくて 草の実のような味がするのです